続・えちごやん個人メモのブログ

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船場吉兆、って高級感が失墜したなぁ

がっかり。。。

2007年10月30日09時59分

 高級料亭「吉兆」を展開するグループ会社「船場吉兆」(大阪市)が福岡市の百貨店で消費・賞味期限切れの菓子を偽装販売していた問題で、同社が個々の商品の製造日を管理せず、本社側は販売数も把握していなかったことがわかった。在庫を管理していたアルバイト店員は偽装した動機を「売れ残りを自分の失敗と思われたくなかった」と説明しているという。食品衛生法違反の疑いで調べている市も、ずさんな管理体制が期限ラベルの張り替えを繰り返す土壌を生んだとみている。

 船場吉兆などによると、福岡・天神の岩田屋にある吉兆天神フードパークが市内の製造業者から納品された商品に、翌日の日付を印字したラベルを張っていた。売れ残った商品は1日後の期限のラベルに張り替えていた。店側は個々の商品の記録をとっておらず、ラベルも繰り返し変わるため、製造日や消費・賞味期限がわからない状態だったという。期限切れの超過日数は最大で黒豆タルトの39日間だった。

 店員はアルバイト6人。直属の上司は九州統括の湯木尚治・船場吉兆取締役だけで、「販売運営リーダー」と呼ばれた勤務3年半の40代女性が販売数や在庫管理表、売り上げ日報、仕入れを管理。本社側が把握していたのは店の収支だけだった。この女性店員は同社に「在庫を売り切るためにラベルを張り替えた。自分の失敗と思われたくなかったし、10日前のプリンを食べたら大丈夫だったので問題ないと思った」と話したという。同社は組織的関与を否定している。

 06年1月2日~今年9月11日に販売した期限切れの菓子は5種類で計2971個。うち黒豆プリンが2188個を占め、抹茶ゼリー324個、桜ゼリー255個、ほうじ茶マドレーヌ138個、黒豆タルト66個。黒豆プリンのラベルは1日あたり平均20~40個が張り替えられていたという。

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 一連の問題を受け、福岡市は31日から市内の菓子販売店の一部に緊急立ち入り検査をすることを決めた。期限表示が適正にされているかをチェックする方針だ